東京大地会 総会・懇親会
2025年(第64回)
令和7年6月7日(土)、日本プレスセンターにて2025年(第64回)東京大地会 総会・懇親会が開催されました。
本年は、岩東・岩西の統合に伴い新校舎へ移転し、「新生」岩見沢東高校として新たな一歩を踏み出す記念すべき年となりました。
この新たな門出を祝し、また大地会会員の皆様に、故き岩東を温ねて、新しき岩東を知る機会としていただけるよう、今年の総会・懇親会は「古今東西〜われ等みなここに集いて〜」をテーマに開催いたしました。
当日は汗ばむほどの好天に恵まれ、99名の方々にご参加をいただきました。
久しぶりの再会に笑顔があふれ、思い出話に花が咲くなど、盛況のうちに終了することができました。イベント運営やご協賛にご協力いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
以下、総会・懇親会の様子をご報告いたします。
総会
総会は、事務局長の高野元宏さん(60期)による司会進行で進められました。
冒頭にて過去にご参加いただいた10名の物故者を偲び、黙祷を捧げたのち、井上主勇会長(60期)よりご挨拶をいただきました。続いて、2024年度事業報告として定期イベントの開催状況、「オトナの俱楽部活動」、年会費納入方法の多様化などについての説明が行われました。
その後、以下の議案について審議が行われました。
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議案1 2025年度事業計画(案)井上主勇 会長(60期)より説明
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議案2 2024年度決算報告、2025年度収支予算(案)小池一晃副会長(60期)、成瀬丈史監事(57期)、西村美和子監事(58期)より説明
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議案3 社員および役員の選任(案)中山和大副会長(58期)より説明
いずれも会員多数の拍手により承認されました。(総会資料は こちら)

懇親会
「古今東西〜われ等みなここに集いて〜」をテーマのもと、67期幹事 鎌倉倫史、濱(新谷)朋美の司会でスタートしました。
ご来賓を代表して、大地会会長の武蔵輝彦様(50期)、岩見沢東高等学校 校長の渡辺淳一様よりご挨拶をいただきました。「雲外蒼天」をスクールスローガンに掲げ、新たな一歩を踏み出した「新生」岩見沢東高校の現状や、学業・部活動の両面での活躍についてご紹介いただきました。
会場が祝福ムードに包まれる中、東京岩見沢会 檜森茂樹会長(46期)のご発声により乾杯が行われ、和やかな歓談が始まりました。

当日の皆様の様子はスナップショットでお届けします。
今年は懇親会サポーターとして、有限会社モンパリ様、株式会社ジューヴル様、株式会社カツイ様、エデュケーショングリーン株式会社様、株式会社こぶ志陶苑様、株式会社ZAWA.com様、その他個人協賛でご協賛を賜りました。誠にありがとうございます。

また、歓談中のお楽しみとして設けた「地元岩見沢名産品販売ブース」には、毎回ご協力いただいている岩見沢市観光協会に加え、今年は株式会社こぶ志陶苑様にも出品いただきました。
さらに地元へのつながりを深める新たな試みとして「ブースで使える3,000円割引券」の抽選会を実施しました。今年は卒期ごとのテーブル配置ではなく、ランダムな着席形式とし、椅子の下に割引券を忍ばせる仕掛けで当選者を決定。会場は大いに盛り上がりました。当選された皆さま、おめでとうございます!

ブースではワイン、パン、お菓子、調味料など試飲・試食された後にすぐ購入される人、こぶ志焼の美しい青に見とれて手に取った瞬間に即購入する人などで、常に賑わいを見せていました。
ここからはいよいよ企画の始まりです。
まずは、恒例企画のエール交歓です!
「Gメン’75」のテーマ曲がBGMとして流れる中、勇壮な面々が会場中央を行進。先頭を歩く白ハチマキ姿の新川 勝久さん(52期)は北海道から駆けつけてくださりました。その後に67期を中心とした赤ハチマキの混成団が続きます。「うっす!」という掛け声が飛び交った後、岩中校歌を斉唱。会場が一体となる瞬間でした。

そして、恩師 遠藤忍先生よりご挨拶をいただきました。私たち67期にとって遠藤先生は担任として、また、世界史の教諭として、3年間ご指導いただいた先生です。
当時と変わらぬ口調を耳にし、当時の教室に一瞬で引き戻されたような感覚を味わいました。遠藤先生からは岩東在任9年間の思い出やエピソードをお話いただき、会場は温かな拍手に包まれました。遠藤先生、ありがとうございました。

続いて、2024年6月に逝去された「ハップ先生」こと佐藤充俊先生(25期)を偲び、追悼の時間を設けさせていただきました。
ハップ先生は、1965年から、私たち67期が卒業した1993年までの28年間にわたり、岩東に在任されました。そのため、67期のみならず、多くの先輩方にとっても馴染み深く、親しまれた先生と思い、企画いたしました。
ハップ先生のご家族などからご提供いただいた写真や動画を上映し、在りし日のお姿を偲びました。
また、当日物販のためにご来場されていた株式会社こぶ志陶苑様の山岡千秋さん(60期)より、先生にまつわる思い出などをお話しいただきました。さらに、先生の奥様からのお手紙は司会の鎌倉が代読。先生のお人柄と歩みを改めて心に刻む、温かなひとときとなりました。

最後に、今年のテーマである「古今東西」を象徴する企画へ移りました。
まず「古今」の部では、先輩・後輩の交流を深めていただくために、会場の前方には運動系部活動の方々、後方には文化系の方々という形で会場を分け、席替えを実施しました。卒期の垣根を越えて語り合う中で、懐かしい顧問の先生の名前が挙がり、思わず歓声が上がる場面もありました。また、それぞれの年代における活動内容や成績を披露しあうなど、笑顔と笑い声に包まれた盛り上がりとなりました。
続く「東西」の部では、岩見沢市役所に勤務する67期の協力のもと制作した動画を上映しました。
動画には岩東旧校舎での最後の卒業式の様子をはじめ、旧校舎から岩見沢市内の名所や名店を巡り新校舎へ至る車載カメラでの動画、岩東新校舎での最初の入学式の様子が収められており、岩東が新たに生まれ変わっていく様子を参加者全員で共有する貴重な機会となりました。
また、各界で活躍する若手OBとして、桜井恒 美唄市長(76期)と地方創生の分野で数多くの講演や執筆活動を展開されている今洋佑さん(75期)にご登壇いただき、岩東時代の思い出や現在の取り組み、そして今後の抱負について熱く語っていただきました。お二人の今後ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

67期幹事団より
懇親会もいよいよ終盤を迎え、67期幹事を代表して角田直樹から御礼のご挨拶を申し上げ、来年の幹事へバトンタッチです。68期の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

校歌斉唱では大原一姫さん(60期)によるピアノ伴奏のもと、参加者全員で声を合わせました。「新生」岩見沢東高校では、新しい校歌はまだ決まっておりませんが、この校歌が今後校舎で流れることはないという現実に、懐かしさと共に複雑な思いが胸をよぎり、非常に感慨深いひとときとなりました。
閉会前には、出席者全員で集合写真を撮影。撮影は島内卓さん(56期)と坪川宗樹さん(88期)がご担当くださいました。今年も変わらぬ高いクオリティの写真を撮影していただき、誠にありがとうございました。

当日の総会・懇親会では、首都圏在住者に限らず、北は北海道、南は沖縄まで全国各地から67期16名が集結し、受付、設営、進行、撮影など、さまざまな場面でご協力いただき、大きな支えとなりました。また、遠方よりご来場くださった来賓や恩師の皆さま、的確なご助言をくださった役員をはじめとする先輩・後輩の皆さま、そして企画面で支援いただいた岩見沢市役所勤務の同期の皆さまにも心より感謝申し上げます。多くの方々の支えがあったからこそ、この日を無事に終えることができました。
準備から当日までの一連の流れは、岩東祭で山車を作ったり、授業後に遅くまで準備に励んだりした、高校時代のあの頃を思い出させるものでした。一人ひとりの“手作り感”と“全力投球”が詰まったこの会は、あの頃と変わらぬ、まさに「岩東らしさ」が感じられました。みんなでひとつのものを作り上げる喜びとその素晴らしさを改めて実感する機会となりました。
そして偶然にも、岩東と岩西の統合により「新生」岩見沢東高校として歩みを始めたこの歴史的な年に、67期が幹事を務めるという大役を担えたことは、何かのご縁であったと感じております。
来年も「わが魂のふるさと」岩見沢東高校の絆を胸に、皆さまと元気にお会いできることを楽しみにしております。